獣医師の山本です。
2月の日本獣医師会学術学会年次大会(神奈川)に参加しましたが、その日程の直前に東京にも行ってきました。酪農学園大学の加藤敏英先生に座長を務めていただき、宮崎県農業共済組合の佐藤知広先生、北海道中央農業共済組合の山下祐輔先生と私の3人をパネリストとして、バイコックス発売10周年記念として雑誌「臨床獣医」(産業動物臨床獣医師向けの専門誌)の緑書房さんの企画で「コクシジウム病対策座談会」と題した座談会があり、その内容が「臨床獣医」5月号(P.64~)に載りました。
15ページを使ってコクシジウム病の生産性への影響、治療や予防、検査方法とその普及、対策の過去、現在、今後の課題などについて地域差や臨床経験も交えながら多角的に話し合っている内容が掲載されていて、コクシジウム病とその予防薬、治療薬、治療法や予防法について経験の浅い若手獣医師を中心に読んでいただきたい内容となっています。
「臨床獣医」では各種テーマで定期的に座談会が企画されますが、過去の企画に劣らないと自負しております。とてもよい経験になったとともに、北海道や九州のコクシジウム病の状況も知ることができ、また普段病院内で後輩獣医師たちに伝えきれていないこともこの誌面をもって伝えられたらと思います。