獣医師の山本です。
5月に入り、新入社員も新生活に慣れてきたころだと思います。
獣医師1名と獣医助手2名は牧場の場所、牛舎内の群や列の名前、水道やロープのある場所や注意事項などを着々と覚え、同時に診療中の処置や作業も順調に覚えていっています。
先週月曜日から診療所から近い牧場で繁殖中止牛をお借りして直腸検査の練習がスタートしています。フリーストールにいる牛なので夕方行って邪魔にならないように自分で牛を探して捕まえて練習させてもらっています。
獣医師は当然ですが、獣医助手も一人は家畜人工授精師の資格があり、もう一人は繁殖和牛農家の後継者で資格取得予定なので、人工授精はできるようになってもらう予定です。
近日中に新人獣医師用の臨床の勉強会もスタートします。テーマ別で先輩たちが分担して教えます。最初は乳房炎総論からです。
そのあとケトーシス、乳熱、甚急性乳房炎、難産、蹄病、運動器をやっていきます。
目的はそれぞれの疾患の基本と治療の基本、治療の進め方と終わり方、牧場による違いなどを知ることです。
経産牛の分娩が少ない今のうちにいろいろ勉強して暑い季節に備えたいと思います。