獣医師の山本です。今年も暑い季節はホームページ更新が滞り、9月もとんでもなく暑くて牛のダメージが大きく、10月から三重分院長が投稿再開したのを機にまた定期的に投稿していきます。
新型コロナウイルスとインフルエンザが同時に流行しつつあり、県内の高校では文化祭の翌月に学年閉鎖や学校閉鎖など頻発していますが、当院は9月から一人ずつどこかで感染してきて5日間休むスタッフがチラホラいましたが、院内は基本的に外で仕事をして室内で長時間一ヶ所に集まらないので複数のスタッフが同時に発症して休むことはなく、業務に支障を来したことはないです。
9月12日には富士分院に「臍オペ勉強会」と題して7月に実施した子牛の臍動脈膿瘍の開腹摘出手術で撮影した動画を材料にして、半田本院から同行一人と富士分院獣医師二人プラス静岡県東部の牛臨床獣医師数人にも声をかけて臍の感染と腹腔内膿瘍摘出手術について教えてきました。
10月には半田本院でも実施し、たまにしかない手術にも挑戦しやすくして複数の獣医師が対応可能な体制にしておくように取り組んでいます。
また、乳牛メインで比較的過密な飼い方の多い知多半島では欠かせない運動器疾患の診断技術も毎年新人に対して勉強会をしており、10月に実施しました。
最近は昼夜の寒暖差が大きく、子牛は風邪や下痢をしやすく、搾乳牛は消化不良を起こしやすく、肥育牛は暑いときにビタミンAを消費した影響でビタミンA欠乏の治療が増えています。
今後もいろいろな内容で投稿していきますので時々みていただけるとうれしいです。