獣医師の山本です。
先日、製薬メーカーの日本全薬工業さんの学術担当獣医師の先生にお願いして、若手獣医師用に子牛の輸液の基礎講座を夕方6時から2時間ほど開催しました。
営業担当の方に診療所にきていただき、zoomで診療所にいる4人と学術担当の先生と出先で視聴する1人、三重分院1人をつないで半オンラインな会にしてもらいました。子牛の下痢から脱水、代謝性アシドーシスになって輸液が必要かの見極めや輸液メニュー、経口補液剤についてなど、基礎をみっちりやってもらいました。
私は過去にZenoaqエクステンションセミナーで子牛の輸液を学び、昔は重症例が多発していたこともあって経験も積むことができたためそれを後輩たちに教えてはいますが、ここ数年で農家のみなさんの飼養管理基礎が向上したり改築や新築で新しい保育牛舎ができて、子牛の輸液の頻度も減少し、重症例も減ったことで症例を診ながら教える機会が少なくなっていたので、体系立てて専門家から教えてもらうと各獣医師が現場でより理論的な治療ができると思うので大変有意義な勉強会になりました。
今月もう1回予定しているのでこの際いろいろ質問して理解を深めてほしいと思います。