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第14回家畜感染症学会学術集会に参加

本院獣医師の山本です。

12/14~12/15に大阪難波で開催されました第14回家畜感染症学会学術集会に5年ぶりに参加していました。
対面とWEBのハイブリッド開催でしたが近いこともあり対面で参加しました。久しぶりにお会いする先生方にも多数お会いすることができ、1つのテーマに絞って推奨研修発表、現場に密着した研究から今後の開発が期待される研究まで様々な演題が並び参加者の投票で最優秀学術賞を決める一般口演、今話題のテーマについて実施したアンケートの結果とそのテーマについての最先端の先生方からの講演が聴けるアンケートシンポジウム、活発な質疑応答、楽しい意見交換会などなど、ハイブリッド開催になったことでコロナ前のように会場がすし詰め状態ということはなくなりましたが、盛沢山の1日半で活気はコロナ前のままでした。

今回のテーマは「母体管理で子牛の下痢症を守ることができるのか?」で、特に初日は子牛の下痢の原因であり治療薬もワクチンもない原虫、クリプトスポリジウムについて非常に興味深い内容でした。大学教授の教育講演、現場の臨床獣医師3名の推奨研究発表が行われ、様々な視点でクリプトスポリジウムに感染しても重症化させないよう、または下痢を発症しにくいようにするための取り組みをお話しされ、質疑応答やパネルディスカッションも活発でした。

治療薬もワクチンもなく1か月齢未満の子牛が多量の水様性下痢が続くことで脱水とアシドーシスでグッタリしてしまう状況に次々遭遇して毎日毎日点滴したり死んでしまったりする経験をした獣医師は少なくないと思います。しかし、クリプトがいるすべての牧場がそういう状況かというとそうではなく、最初からそれほど困っていない牧場や大変じゃなくなった牧場もあり、その理由の一端が見えたような気がするとても示唆に富んだ有意義な企画でした。

対面セミナーや学会に参加すると新しいことを学べる以外に、同様に有意義なのがいろんな人に出会える機会でもあることです。意見交換会(懇親会)から二次会へとコアな話をしながら情報を共有したり共感したり、時には意見が対立したり、といったことを経て全国の獣医師や様々な業種の人とも知り合う機会は大切にしたいです。

若い獣医師に対してはこのような機会を積極的に作っていきたいと考えています。

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